酔狂

真夏になると毎年、衣襟を濡らすって言葉が頭を過る。

漢詩に使う真夏の季語なんですけどもね。

汗で襟が濡れてるって意味です。

ほんの少し齧った漢詩楽しかったなぁー勉強したいなぁーって思いながら、7年近く経ってしまった。

その間に独学でもやってれば今頃には………

なんて、後悔は先にたたんものですね。

それにしたって、ルソーを読みたくなったり(まだ読み終わってない)

英語の映画をながら見したいが為に英語を覚えたいと思ったり(だいぶ無理)

靴も作ってるし。

縫い物もするし。

歴史的に興味のある国の料理を作ってみたり。

おかしな暮らし方をしている。

いや、酔狂だね………

日常を遊び暮らす為に仕事としてSMしてるけど、そのSMも遊び暮らしてる一つであって、要は、労働者では無いので、既にそうね、だいぶ…………

「遊び暮らす」というのは、何も飲みに行ったりディズニーランドに行く事では無いのですよ。

掃除をするのにハタキを自作してみたり、インド映画を見たからインドのお菓子を作ってみたり、韓国の民族衣装の下着が合理的だから作ってみようとしたり、布を切るのが勿体なくて切らずに四角い布を着る方法を探してみたり、衣食住を遊び暮らす為に本を読んだり、インターネットを漁ったり映画を見たり。

そういう事を遊び暮らすと思っているのです。

遊びをせんとや生まれけむ。

と言いますが、私は「娯楽」というのはそういうのは毎日の暮らしから生み出されていく物だと思うので、わざわざ何かしなくても遊んでいるわけですな。

時たまこれで良いのかと何物にもなってない気がしたりしますが、すぐにこうしてうん、楽しいから良いか〜となります。

承認欲求は人並み程度にしか無いので、ふと不安がもたげたとして、カオマンガイが物凄く美味しく出来たら自己承認して終わってしまうのです。

そう、承認欲求が自己承認で充分という…………笑

平和な酔狂者です。

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