シュトーレンとクリスマスと師走

先日、カーベー・ケージのシュトーレンを頂いたんですよ。

私は文化的な人を気取りたいけど大した事は持たない人間なので、とりあえず真ん中から切って食べて、くっつけて保存してみました。

近頃では割と普通のパン屋さんやコンビニでもシュトーレンを見かけるんだけど、来年まで保つジャリジャリする本物の甘さは是非一度体験したかった。

バターにドボンしてるのかなぁ〜

昨日一切れ食べたけど、今日も一切れ食べて良いかな〜

カロリーお化けは、本当に美味しいのです……

保存性と、必要なカロリーを考えたら、伝統菓子としてのシュトーレンは実に合理的で優秀なのです。

クリスマスというのは、私が宗教と日本について熟と考える日です。

万国津々浦々神様は神様だし!とか、祭りは楽しい!!位のテンションでキリスト教のお祭りでテンションが上がる日本人が私は大好きです。

むかーーーし、ミカンを十字に並べている浮世絵かなにかを見掛けた事があるんですよね、多分お江戸でござるとかで杉浦日向子さんとかが紹介していた様な気がします。

阿蘭陀冬至としての絵だったのかな……検索しても出てこないので、知ってる方が居たら教えてください。

ふと思うけど、他所の神様にも親近感を持って気さくに接している感覚ってかなり独特ですよね……

聖☆おにいさんもそうなんだけど、イエス・キリストと仏陀の漫画って実に面白い。

偶像崇拝に対する親近感の湧き方が凄すぎて、これぞアニミズム文化の感覚なのだろうと思う……

八百万も神様いるし、その辺に居る。

イエス・キリストはヨーロッパの神様の子供らしい、そりゃあすげえ!位の気軽さ……

唯一絶対神という感覚がどう頑張っても逆立ちしても私にはわからねえな……と、プレゼントも貰えなくなり、クリスマスに乗じてケーキを食べるのを辞めた頃に思いました。

そして、何故日本人はクリスマスに浮かれるのかと思った。

私は紛うことなく、仏教徒だったし笑

本当にイエス・キリストの誕生を祝っとるんか……?と。

しかしながら、じゃあ花まつりで釈迦の誕生を祝っとるんか……?と、言われると、大して祝っていなさそうだと思う。

出家してからは、産まれてくれてありがとうな……という壮大な気持ちになりました。

摩耶夫人さん、ありがとうですよ。

そんなわけで、現代日本社会は、ヨーロッパやアメリカという、近代列強のキリスト教的ルールが多分に多分に取り入れられて動いているので、そこそこ不都合や違和感はあるけど、一先ずはありがとう産まれてくれて、イエス・キリスト、ありがとうマリアさん……今の世の中そこそこ面白くってすきですよ!って気持ちにもなるのです。

そして、シンプル、他宗教の神様の子供の誕生を祝って楽しむのって、多様性らしくて凄く良いなと思います。

どうして、なんかキラキラしててロマンティックで楽しいから良いじゃん!とか言えないのかと、自分でも自分が面倒になります。

とりあえず、今年はシュトーレンを堪能しますし、恐らく来年も自分で買うだろう……

また、12月1日から8日は臘八接心です。

仏教にとっても、キリスト教にとっても、12月はクライマックスですよね。

そして、このまま歳神様が駆け抜けてゆくのです。

そんなわけで、今年最後のプレイ、がっつりやって、今年をしっかり終わらせましょうね!!!

コメントを残すにはログインしてください。