縄の作り方って人によって違いますけど、理想ってなんとなーく共通してる気がします。
柔らかく、艶があり、毛羽がなく、滑らか。しっとりの人も半分位居る気がします。
縛りやすさで言っても、その様な縄がベストだと思います。
私に縛られた事のある方は、既にこの時点であんたの縄全然違うじゃん!!って思いますよね。
そうです、違います笑
私の縄はよりがクソ硬く、繊維も硬く、艶はなく、ぱさついていて、毛羽がたちますし、深焼きしてるので余計に、硬いです。
使っていると半年位もすれば、硬くて艶のある毛羽の出ない縄になります。
一般的には「人鞣し」等と呼ばれることがあります。
それを好む方も、少数ながらいらっしゃいます。
一度休業に入る直前の縄は良い状態でしたね。
いや、最初から使いやすく鞣す方法は色々あって、知ってはいるんですけどね。
「面倒くさい!」と単純に適当に言う事が多いですが、実際は本心からやりたくない。
私は使っていれば良くなる物を、無理に加速させる気はあまりない……
それに、始まりには始まりにしか味わえない感覚というのがあって、それはそれで楽しいのです。
まあ、その辺は私の個人的な趣味であって、硬過ぎて縛られるだけでも痛い様な縄で縛られるって事をする方も、縛り手として好む方も、まあ、多分、そうそう多くは無いと思います笑
何事に於いても時間を嗜む感じが好きなのですがね。
「緊縛の縄はそういうもの」という雰囲気があるし「そうしなければならぬ」とまで考える方も居ります。
それに対して、私はあれやこれやと私の考えを伝える気は無いのです、だって、自分が正しいと思っている事を伝えてくださるのは、紛れもなく親切です。
なので、私は手をかけている事を尊敬します。
それ等は、長年の試行錯誤と受け手さんとのコミュニケーションの中で、情報共有され、ベストが形作られて行ったのだと思います。
だから、それは紛れもなくマストでベストだと思います。
だからこそ、外れてみるのもまた一興ですよね。
硬い縄、チクチクとする縄で縛られる事、それは、罪や罰や従属の感覚さえあるのです、ロープで縛り上げられる惨めさ、けど、繰り返す毎に優しくなっていく感じ。
それは、とてもSM的の様な気が致します。
私は今、荒々しい縄で、SMすることを楽しんでいます。
SMに、帰りたくて仕方がない。
毎日毎日、試行錯誤をして、相手に対してその時の本心で縛りたいです。
縛りたくて縛りたくて仕方がない、休日でした。