
たまに、大先輩ミストレスさんとあかねさんが話していると、後輩をやっているので新鮮です。
先日、頼まれた画像を糞みたいにテキトウな感じであかねさんに送ったらクソ文句を言われた。
そして、たまたま先輩に頼まれて撮影するあかねさんから、先輩に頼まれたら綺麗に撮るんだよ!と、めちゃくちゃ説教されながら大先輩の美しい写真を撮影するライティングをお手伝いするのであった。
まあでも、未だに気に掛け合ってるのってやっぱり良いなと思う。
だから自信に根拠を持って活動出来るんだわな〜
お墨付きという文化だね。
古臭いと言われる事もあると思うんだけどね。
私は世代別のM男さんの傾向を考えていた事がある。
私と同世代以降はスーパーフラットだと思っていた。
私はここまでのプレイを受けられます、どこまでのプレイを返してくれますか?という、対等なSMが自分と同世代の人達にあると思っていた。
これが我々世代の特徴なんだと思っていた。
が。
しかし。
面白い事に、そんな事を思い初めてから5年くらい経ってみて、同世代のM男さんは立派に縦社会の一員になって、ミストレスとM男さんという遊びの中でも上下関係を楽しむようになっている。
私が感じていたスーパーフラット感は世代の話ではなく、年代の話の様だ。
考えてみると、マゾヒズムは持っていても、自分の立場が社会的に低ければわざわざ下になろうとは思わない。
大人になったという事だ。
M男さんは歳を重ねる毎に圧倒される事を楽しむ。圧倒する事を知ってるからかもしれない。
私は世間に疎いけど、おそらくそうやって眺めていて今も日本の社会は縦社会と言う事だ。
どんなにグローバルになっても、先輩に面倒を見てもらって、いずれは後輩の面倒を見る。
そういう社会に、どの世代も組み込まれていく。
怒鳴られなくなったり、殴られなくなったり、セクハラされなくなったり、パワハラされなくなったり、微妙に変わるのかもしれないけれどね。
でも、やっぱり縦社会なのだろうと思った。
それは、縦社会クソだと思ってる人が半数くらい居たんじゃないかと思う我々世代が変化した事で強く感じる。
歳を食べると面白い。
考えてみたら、学生運動世代なんて戦争経験世代の大人の支配的スタンスに反抗していたのに、ちゃんと我々から見ると縦社会世代なのだからそうだったのだ。
無知って面白い。
わからないなんて仕方ない事だと思う。
でも、きっと今もわかっていないんだろうなという想定力は必要だし、きっとそうだから、我々は先輩が居てくれると安心して活動が出来る。
ふと、では、自分と同世代の人達は何に怯えているのだろうかと思う。
最も怯えている事を突きつけてやりたいと、心の底から思う。
だから、死ぬ気で人を理解したい。