脳を楽しませる

お友達が新潟銘菓の越乃雪を送ってくださった。

私はお干菓子の中ではこの越乃雪が一番と言っても過言では無い程大好きです。

初めて食べた時は、目を見張った。

名前の通りの、雪解けの食感がするのです。

ほわっといなくなる。

素晴らしいお菓子だと思います。

菓子器にした小皿は大学時代の同級生の作品です。

雪解けの清水みたいですねぇ……

日本は涼を楽しむ為に、真夏に雪のモチーフを使う事があります。

今日は夏の到来を感じる一日だったので、少し早いけど涼しさを想うのも悪くないね。

お抹茶は狭山の明松(緑)です。

明松はなかなか手に入りづらいお茶なんですけどね。探し回って見つけました。

初めて頂いたわけだけど、物凄く優しい味でした。

甘みが強くて、爽やか。

苦みがとても少ない。

癖のない。

素直な味ってやつだね。

三段階あるらしく、更に上のお抹茶も味わってみたいと思いつつ。

お家で味わうには良いかもしれない。

抹茶篩を買わねばと思いつつ、こういうあっさりした味わいのお茶はだまになっても美味しいものなんだなと思う。

喫茶去という言葉がある。

よく喫茶店なんかで掲げてあって、まあお茶でもどうぞ位の使われ方をしている。

あれ、禅語としては、茶でも飲んで出直しなさい。みたいな意味です。

立ち去れ位の笑

ただ、これは禅語的な意味であって、それを日本人が使って来たのは優しい意味の方なので、間違っとるという事では無い。言葉は生き物だからね。意味や音が変わって然るべきです。

ただ、私は喫茶去と書いてあると、初心を思い出そう……と思う。

そんなわけで、私はこちゃこちゃとお菓子と皿を選んでお茶点てて、生きる事を道楽に浪費してこその私だと、熟と思うのでした。

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