仕事の時、全員自分だったらさっさと終わるのに……とか思ったりする様な人が、私とSMをしている時は大概ダメダメな醜態を晒す。
これは、実に興味深い話だと思うのです。
とても、クラシックというか、もはやトラディッショナルと言えなくもない。
自信、実力、実績を持っている、だからこそSMでは盛大なる失態を犯す。
その失態に対して、私は落胆し、咎め、嘲笑う。
ある意味、これがファンタジーなのでしょうね。
まあ、現代ではかなりの少数派であることは確かなのですが。
稀に出会うと感動します。
私は誰しもが尊敬できるものを必ず持っているなと思うんだけど、それが見えている時とても楽しくなる。
真面目さ、誠実さ、男らしさ、優しさ……複合的に必ずいくつもあるんだけどね。
なんせ、お釣りが不要とか、予約時間通りに来てくれるとか、そもそもちゃんと来てくれるとか、電話の時にフロントさんにも紳士な態度だったとかでもうすごく尊敬出来る。
そして、マゾとして有能な何でも受けられるM男さんというのもありです、だけど、私の思いついた責めがこなせないというM男さんにも、確実な意味と興奮があるという事ですよね。
叱られる事、貶される事、嘲笑われる事、それを楽しめる人間というのが面白くて面白くて。
正直、凡庸な人間性の私にとっては、まるで別物の様に思う。と、思ったけど。
叱られる、貶される、嘲笑われる、これを誠実な改善案として感じられない限りは天地いっぱい当たり前の風が吹いたな~と思う私が凡庸とも言い難いので、どっちもどっちだと今思い直した……今。
まあ、あまりにも強風だったって事はありますけど……
日記に余計な事しか書かないツケが回っててあっぷあっぷしてるんだけど笑
モザイクでうさちゃんを描きました。
猫派なので、猫も描いときました。
緊縛から解放されてぐったりと倒れるM男さんの愛おしさたるや。
何処までも堪える楽しさも、耐えられなくてグズる楽しさも、私はどちらも大好物だ。
耐えても良い、耐えられなくても良い、反応を私にくださいな。
包んで持ち帰りたくなる様な反応が欲しい。
節操がないし、どんなプレイが好きなのですか?と言われると非常に悩む。
相手へのインスピレーションなんだ。
M男さんのやりたいことに合わせて、更にどうしたいのか、その場のインスピレーションを楽しんでいるんだ。
もしかしたら、女王様を探し求めて、選び抜くM男さんにはほぼ無い感覚かもしれないと思った。
私は誰でもいいんじゃないんだ、誰にでもいい想いが出来るってことなんだ。
まず、そもそも、パープルを選んでくれた、私に会いに来てくれた、それだけが、もう、私にとって何にも代えがたい歓びだからね。
もう一歩踏み込んで、凄く身も蓋もない事を言うと、どんなM男さんも、どんなプレイも、調教次第だと思うんだわ……
言う事が聴けない事を楽しむという私自身への調教でもあるかもしれない。
深淵はこっちを見てるからね……多分。