下品という褒め言葉

時たま、露骨で猥褻なポーズのM男さんを見て、

下品な姿だねぇ

と、プレイ的な意味で「褒め」たくなるのだけど、絶対伝わらないので

スケベだね

という言葉にしている。

言葉責めって、人の言語感覚によっては、言葉責めを逸脱した言い過ぎになりかねなかったりしてね。

物凄く難しいなあと思う。

言語って面白い。

私はパープルムーンのお店のコメントがかーーーなり好きです。

私にはまったくない言語感覚なので。

片桐はいりのエッセイは、片桐はいりにしか書けないんですよ!!!と、書いてるフロントさんに熱く語るのでした。

私の文章はとても普通だと思う。

言語感覚で言ったら、硬いかなと。

でも、イノセントなんですよ。

下品という言葉は、品がないとか、品性が下等とかって意味合いだと認識しています。

でも、下品である事を「悪い事」とは思っていないから、下品ねぇ♥という言葉責めが飛び出そうとするわけです。

かと言って「良い事」でもない。

下品は、下品という表現でしかないのです。

かつて、私が何かの感想を言って、それは失礼だよ!!と言われて、え……!?!?本当に説明して!?ごめんね、わからないんだ!!ってなることが多々ありました。

親切にも説明してくれた話を聴いていると、その方達は言語に対して感情を設定して良い悪いの判断を持っている事に気が付いた。

具体的な話だと、

君はこの場においてマイノリティだね!

と、言ったら傷付いてしまった方がおりました。

その方は「マイノリティ」は悪口として使う物で、少数派というのは被差別者という感覚を持っていたので、蔑まれた気持ちになったそうです。

それ、その感覚があるって事は、少数民族が無条件で被差別民族に見えて蔑まれてるってこと???と、質問したら、そうではないと答えてくれたので、私とその方との間にあった言語的な誤解が解けました。

というような事が一度や二度では無く多々あり、私は誰しも言語感覚に差があるという事に気が付いた。

そして、多くの人が単語そのものに感情を設定して善悪や良し悪しを持たせている事にも気が付いた。

なので「良い意味で」とか「良い悪いでは無くて表現として」とか「的確な言葉がこれしか思い浮かばなかったんだけど」とか「悪いとは全く思ってないんだけどね」等と、なるべく補足をつける様になりました。

で、そのことに気がついてから、言葉に対する感覚について観察するのが物凄く楽しいです。

感情を持たせている人は、それぞれの場面に対して使える単語が割と狭いので、口下手だったり、反応や反射で済ませる人が居たり、常識的な定型文が得意だったりします。

私の様に言語イノセントマンも、そのことに気が付いていない場合、周りを不用意に怒らせまくって、コミュニケーションが苦手になったりします。

「言語に言語以上の意味や感情や良し悪しや善悪は無い。だが、感情を当てはめて判断している人が割と居る。」

これを心に置いておくと、とても人間社会をサヴァイブするのに便利です。

私はSMクラブの女王様です!!!!

お忘れなく!!!!!!!

凄く楽しい女装プレイしたので!!!!!また後日プレイの記録書きます!!!!!

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