ハーモニカが仕込んである音色箪笥がTwitterで話題になっていて可愛かった。
音を出すというのは、緊張して警戒して事に当たる泥棒には有用、だったのかもねぇ。
そんな事よりも、ハーモニカを鳴らせる程の機密性を持った精巧な箪笥というのが素晴らしいのだけれど、それでハーモニカが仕込まれたのは、盗難防止だけど、毎日愉快な気持ちになるとか子供が楽しいとか。。そんな気がする呑気な風土の工芸品が好きですなぁ。
リプ欄には、針金を仕込んで弾く音が鳴る切子細工の箱なども並んでいた。
側面に板を嵌め込んだ倹飩等も有名ですなぁー
我が母の桐箪笥は一番下の引き出しを抜くとその下に隠し箱が設えてありましたですよ。
ただ、祖母曰く、プロの泥棒は桐箪笥ならソコって知っているので、家で一番立派な桐箪笥の棚の下には自分のちょっと大事な想い出とかを入れておくのが通の桐箪笥の使い方だと言っていた。
因みに私に託された桐箪笥にはそんな洒落た物はついていないし、背面は薄い。
多分裏は桐じゃなさそうな気がしているのだが笑
それでも綺麗に、棚を押し込むと隣が取り出すので、ガタガタやるのは楽しいです。
これから私の所有している箪笥はイケアのただの木の棚と、軍艦箪笥です。
軍艦箪笥は曽祖父が海軍の某船の艦長さんだったので、その頃に貰い受けた箪笥です。
子供の頃から大好きだったんだけど、兄のお宝収容所になっていて、兄がマイベストお宝収容所になったあとデカすぎて猫の巣として放置されていたものです。
自宅に持ち込んだは良いものの、でか過ぎて玄関に鎮座しておりますが。
この棚、震度5位ではピクリたりともしません。
けして重いわけじゃないのですが、背面の上部は壁に接面していて、背面下部は壁から5cm位前に出ていて、背面は綺麗に斜めに作られています。
一応ネジで止めたりした痕跡はありますがね。
船に乗るマゾの皆さんにお伺いしてみると、90度とかになりますからね、陸では最強の箪笥だと思いますよと言われる。
また、ミリオタの方達にもどのお船にとかって意味で大人気の逸品でございます。
見た目は戦前戦中の海軍というとイメージ付きやすいですかね。
イギリス的なクラシックな風貌をしており、下段は木の観音開きで広めの空間。
上段はガラス戸になっています。
とても美しいのです………
これ、戦争の為の軍艦に乗ってたわけです。
海の戦いは優美に進み、そして火を上げる。
次々に船から飛行機が飛び立っていったかもしれませんね。
遊びをせんとや生まれけむ。
この言葉が大好きですが、遊びを傍らに置きたくなる、文化的余裕を持った大人が好きです。
茶道は幼稚園の頃には遊びでやっていたけど、学び直してまた気軽に野点出来ると素敵だし、なんならプレイ後にお抹茶飲みたいっす。
私は茶人のマゾに女王様を招くお茶会を開いてもらうのが超夢です。
私の為に選んだ掛け軸、私の為に選んだお花、私の為に選んだ花器………書ききれないけど、茶室は四畳半のボックスアートですから。
全部が私の為だと浸かり込める、そういうお遊びは、全身全霊から楽しい。
私の事をどのくらい知っているか?
そういう、プレイでもある。
たまらん。
たまらん。