感受性と神経質と小さな目標

私はゆとり教育第三世代という、一般的にゆとりの代名詞になってる世代です。

思春期には意識させられる事もありつつ、成人してからは縦社会どっぷりライフを経験したので忘れる事もありつつですが。

子供の頃のゆとり感は凄いです。

私はピアノ教室を練習出来ないという理由で破門になった事があります笑

練習しとったつもりなんですけどね、正解がわからんかったのですよ。

母がフランスに留学していたので、その時に日本人留学生は音楽が出来ると思い込まれていて、本当は芸術方面に進みたかったのに許されなかった己の人生を悔しく感じたので、娘にはピアノをと思ったそうです。(結局母は歳行ってから美大の通信過程を卒業しやがったのだが、それも昔からリカレント教育が盛んなフランスに住んだ経験の為せる物ですね笑)

が。

そもそも音楽知識の無い母なので、知らずにプロ養成的なお教室に通っていて、まったく楽しくなく、先生から辞めることを勧められた。

その教室で一つだけ嬉しかったのは、子供用の楽譜には絵が描いてあったので、色々考えて頭の中の理論に従って色を塗ったら曲への理解の為に必要な事で、とったも褒めて頂いた事でしたね。

その後は穏やかな先生に変えたら眠くて眠くて弾きながら寝る。という。

本当は声楽が専門の穏やかで美しい先生の声や優しいピアノは心地良かったので、すっげぇ良い事だと思うんだけどねぇ。

けど、小学生ながら、先生が指導者として困っているのは理解出来たので自ら辞めましたね。

そんなわけで、音楽については自分で弾いた曲のタイトルさえ覚えていない有様です。

そもそもなんですが、子供の頃はピアノやヴァイオリンって、音が痛くて嫌い。でした。

チェロやヴィオラ、トロンボーンやチューバ、打楽器ならティンパニーが好きです。

木琴をモールで叩くのは好きだけど、他の物で叩くと嫌い、鉄琴なんてもう、最悪です。

リコーダーも嫌いでした、アルトリコーダーは好き。

ピアニカも嫌い、アコーディオンは好き。

と、なんか駄目なんですよ。

因みにチェンバロは好きです。

単純に良く通る高音が苦手です、女性の上擦った金切り声も嫌いです。

なので、音楽その物にはあまり興味がなく、神経的な好き嫌いだけがはっきりしていました。

感受性だけは明らかに存在してる。

人前で歌ったり演奏する事も嫌いですから本当に音楽には無縁です。(だからSMショーも逃れられない義務と責任のある物以外はやらなかった笑)

ただ、人生の中で一度だけ、大して良いスピーカー等ではなく、ただのテレビの特番で聴いたピアノの音に、何時間も涙が止まらなかった事があります。

曲はドビュッシーの月の光です。

月の光は、知る人ぞ知る名作ゲームMoonで流れるので知っていたんですけど。

まあ、それだけでだいたい音楽好きの方はわかるかもしれませんが、フジコ・ヘミングさんの月の光です。

今はコロナ時代です、彼女は戦争を経験した世代です。

コロナはあまりに危険です、けど、コロナがなくたって、そう悠長に長く構えていられない方です。

私は一つだけパープルムーンのプレイで小さな目標をたてました。

それが叶ったら、チケットをとろうと思います。

その目標は秘密ですけどね笑

とっても簡単な目標です、M男さん達、どうかよろしくね!!

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