図書館で江戸時代の服装史の本を読んでいた。
まあ、面白いんですよ。
最初は小袖雛形集を眺めていて、こんなん本当にあったのか……?という気持ちの元、図書館を歩き回って探し漁ったわけなんだけど。
本当にあったんですよ……凄まじいですね……
絵羽仕立ての激しい柄!!
江戸初期まで身分も性別もあまり関係の無い同じ物を着ていたそうな。そりゃあもちろん厳密には貧富の差はあったろうよ。
小袖というのは平安時代には下着だしね。
しかも、残された17世紀頃の物達は物凄い大胆な柄で驚くばかり。
面白いですよね。
18世紀位から少しずつ性別や階級が顕著に別れていく。
帯幅も広がるしね。
だいたいにして、後期になってくると贅沢禁止令とか色々あって残されている衣服は武家階級の保守的な物が多いみたいなんだけどね。
町人階級の物は使い潰して再利用していたから当然といえば当然なのです。
私はきっちりかっちりとした昭和風の着物が好きでは無い。
もっと大胆で、自由なのが普通だった江戸初期の着物が好きだ。
まあ、それを今入手するのは非常に難しい話なのだろうと思うけど。
一番手っ取り早いのは、男物を着ることだけどね。
それも、町人らしく安いプリントの物とかでも良いと思うのだ。
もし、今から呉服屋にならなきゃならなくなったら、私は衣類のプリンター買ってデータ入稿のテンプレートを作ると思う。
なんならプリント屋になる。
そして仕立て屋に投げる為の反物を作るだろうね。
因みにそういう事をやっている呉服屋さんがすでにあるんだけどね笑
とても自然な事だと思うのだ。
もし女物を着るにしてもお端折りだって、きっちりせずに素敵な布でたくし上げておくだけでも非常に素敵なんじゃないかと思うわけよ。
別にベルトだって当時の女性の前にぽんと置いたら面白がって使っているだろうし。
服装として、ちゃんと存在した時代の着物は面白い。
そして、日本人がお武家さんの綺羅びやかでかっちりした雰囲気に憧れたり真似した「セレブ」的な流行も面白いよね。
結局やってることは変わらんのだ。
今の正しい着物のお太鼓なんてのは、そもそも芸者さんがかっけえ!って感じだから、ある意味では小悪魔ageha的な文化なのですよねえ。まあ、これも古くなったわけだけど。
それでも、カラコンとかは定着したよね。
本当にやってることは変わらねえ笑
それにしても、小悪魔agehaスタイルを正しい形にしてしまったのも物凄い面白いよね。
日本人のそういうとこいと可笑しくて大好きだわ。
自由だったんですよね。
日本人って。
割と勝手だったんですよ。
御上が何もしてくれないから、暴動起きてしゃあねえから民間でやるかー!!みたいな所もあったし。
行政にはあまり期待して無い笑
日本人が政治に疎いのもそんな感じの精神なのかもしれないよね。
ソーシャルベンチャーとかが流行るのそういう気がするんだわ。
小学生起業家とかさ。
地方行政の社会福祉とかね。
世間的に必要なんで勝手にやりまーす!権限と承認だけくだしゃい!って感じ笑
まあ、国防とか外交はきっちりやっていただきたいけど。
公共事業や社会福祉や保証が盛り上がって行った時代、高度経済成長期からバブル期は目に見えて成果があったろうね。江戸のお堀が出来ていった頃もこんな感じだろうか。
流通が盛んになり、江戸は世界的大都市になる。
それ以降は、まあ、勝手にやってた。勝手にやりすぎてたまに禁止令が出たりする笑
閑話休題笑
まあ、勝手にやってこうと日々思うわけです。
日本とは何であるか、よく考える。
考えれば考える程、面白い民族だと思う。
イメージがコロコロ変わってしまう。
日本人気質なんてものは、架空の概念だなと熟と思う。
中華由来の物もたんとある。
言ってしまえば、その時々を面白がっちゃうのが日本人だ。
今を勝手に楽しもう。
平成の頃は、とても男物の着物着ちまおうなんて思わなかったけど、今は平気で着れちゃう。
令和初期が好きだわ。
ここにSMクラブもあるしね〜
やりたいこと、何としてでも実現しないと損だよ。
楽しんで勝手に生きよう。
今だ!!!やれ!!!!って気分だ。