馬に乗る馬

土曜日は事前予約の日もある。

二度目のM男さんとペラペラ喋りながら遊んだ。

近頃乗馬を始めたらしい。

マゾには豚、犬、馬と種類があるが、

割と楯突いてくるので彼のことは馬だと思っている。ごねてるが、それでもプレイしに来るのだから、かわいいったらない。

なので、馬が馬に乗ってるんだな……かわいいな……等と思った。

馬は賢くて繊細で人間に厳しい気難しい生き物だと思う。

実に面白いので、実験をお願いした(と、本人に直接言ってはいなかったのだが笑)

お馬ちゃんに対して上位の同族と思って接していただきたい、という。

それで仲良くなれるのだろうか?仲良くというか、人間側の意識が変化するのかもしれない。

馬だって、もっと乗るのが上手くて、指示が的確で、一緒に居て気持ちいい人を乗せたいだろう、自分だったら、素敵な女王様を乗せて誇らしげにしていたいに決まっている、なのに初心者のM男を乗せてくれてるわけだよ、よっぽどの良くできた良い子だよ。という話です。

雄の馬はアナルセックスも好きだしね。

前立腺がデカいんだって。

そして、とっても気になったので馬の脳についてちょっとだけ調べてみた。

馬には前頭前野がないんだそうな。

前頭前野は物事の判断をしている。

危険を感じた時や何か気になったとき、それが何なのか?を判断せずに瞬発的に行動する。

感覚として近いのは、人間のADHDの人は前頭前野の動きが鈍いタイプの人が居るが、あるのに鈍いってのとは大きく違いつつも、少し理解しやすい。

そして、馬というのは学習能力が凄く高くて、コマンドを覚えたり、真似たりするのがとても上手い。

その脳の特徴が相まって、人間が馬乗で判断して指示を出して行動する、という乗馬文化が成り立ったのだろうと思う。

なかなか奥深い存在じゃないですか。

人間の脳の構造として非常に判断が得意という特徴があって、元々猿ですから、コマンドを決めて合図して仲間に伝える能力もあった。

その人間が、馬に出会い、文明が進み始めたのですよ。

農業にも、戦争にも、移動手段にも、荷運びにも、食料にも、衣類にもなってきた。

馬と人間というのは、人類史そのものという感じがします。

もしかしてラクダや象もそうかもしれませんね。

日本には在来の馬や牛が居ないのも、歴史的に文明の始まりが遅かった理由かもしれない。因みに牛の方が先に入ってきたっぽい。

人間は馬に出会えなければここまで豊かではなかったのかなと思う。

閑話休題

M男さん達は、プレイ中女王様に判断を委ね、指示に従い、命令を遂行する。

ごねてやってくれないのもまた良いだろう、瞬発的に嫌だというもので、女王様はだからこそ調教をするのだから。

コマンドを覚えさせる。

調教って凄く楽しい。

ただ、私は常に様々な嗜好のマゾに出会って知るのが好きで楽しいと、言い続けているけど、結局の所私の好みの形になっていってしまうので、実は私には無意識化の好きなSMがあって、無意識の調教をしているのではないか?という、私の精神の未知の領域に足を踏み入れてしまった感じがあります。

自己観察と内省が足りない……

まあ、個性を楽しんでいるのは事実なのですよ。

言語化するとチープになりそうだから、今は場当たり的に相手を楽しむ世界に身を置きたいと思っている。

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